私は生化学・分子生物学の知識をもとに、24年間ライフサイエンスに関連する分野で仕事をしてきました。この期間は、日本においてもバイオテクノロジーという新たな産業が立ち上がる時期に一致し、外資系企業に身を置き、日本と海外の橋渡しをしながら、さまざまな業務経験を積んできました。前職のビアコア株式会社においては、表面プラズモン共鳴というユニークな技術を応用した研究用分析装置を日本の市場に導入し、新規市場を開拓するという機会に恵まれました。
 こうした経験を活かしてバイオテクノロジー産業における創業支援をする会社を創業しました。
バイオテクノロジー産業のようにサイエンスを基盤としたビジネスにおいてはサイエンスとビジネスの両面を理解する「テクノコーディネータ」の存在が不可欠であると考えます。
 サイエンスからビジネスへの懸け橋となる、日本と海外の橋渡しをする、異なる分野の懸け橋となることを目指し、会社名は「橋」をキーワードとして株式会社バイオビジネスブリッジと名付けました。この会社を通して日本のバイオテクノロジー産業の発展に少しでも貢献したいと考えています。

株式会社バイオビジネスブリッジ
会長
橋本 せつ子
1979 九州大学理学研究科生物学専攻 修士課程修了
1986 ドイツハイデルベルグ大学博士課程修了
2008 北陸先端科学技術大学院大学 知識科学科博士前期課程入学
ヘキストジャパン株式会社 医薬総合研究所
ファルマシアバイオシステムズ株式会社
ビアコア株式会社にて表面プラズモン共鳴バイオセンサーの販売戦略、マーケティング、新規市場開発に従事。文部科学省、経済産業省、厚生労働省などの複数の
国家研究プロジェクトにも参画し、表面プラズモン共鳴センサーの応用技術を開発。